こんにちは。
今回は浜松市の古いお寺で、浜名納豆の元祖である大福寺納豆を作られている大福寺を訪れました。
主に本堂、庭園・宝物館、大福寺納豆などについて紹介していきます。
本堂
左右に石仏が並んだ参道をまっすぐ進むと、大福寺の本堂があります。
鮮やかな朱色の本堂には、健康長寿にご利益がある薬師如来坐像が安置されています。
庭園、宝物館
大福寺境内には、庭園と宝物館があります。
庭園は池泉回遊式の庭園で、築山と池、周りの自然がうまく調和しています。春、夏、秋、冬、それぞれの季節ごとに訪れてみると、さまざまな景色を楽しむことができると思います。今回は初夏に訪問しました。
- 庭園と宝物館は有料です。大人500円、中高生300円。
- 宝物館内は写真撮影禁止です。
対岸に渡るための小さな橋。ちょっとした橋でも、風情を感じさせます。
蓮の花もちらほら。
大きくて立派な銀杏の木。
銀杏の木の根元には、小さな山椒の木が生えていました。大福寺納豆には、薬味として山椒の皮が使用されてもいます。
天気が良かったので、池には青空や木々の影を見ることができました。
庭園の手前にある、コンクリート造りの質素な建物が、宝物館になります。
中では重要文化財に指定されている絵画や書物など、とても貴重なものを見ることができます。
個人的に印象に残ったものは、徳川家の御紋(三つ葉葵のマーク)がついた駕籠のようなものです。大福寺納豆を徳川家に献上するために使われたものもこのようなものなのかなあと感じました。
大福寺納豆
大福寺納豆は、室町時代から伝わる、大福寺特製の、糸引きしない納豆のことです。
主な特徴は納豆菌、薬味にあり、納豆菌は室町時代から生き続けているもので、薬味は「辛皮(からかわ)」と呼ばれる山椒の皮を使用しているそうです。
実際に食べてみた感想としては、やわらかい豆のような触感で、味噌に似た味わいでした。
食べ方・使い方としては、「そのまま食べる」、「おにぎりやお粥に添えて食べる」、「カレーの調味料として使う」など、さまざまな用途で使えると思います。
- 大福寺納豆 1包800円。
大福寺納豆の上品な包み紙。
包み紙からは、かぐわしい納豆の香りが漂っていました(笑)。
一粒、一粒が大きいです。
大福寺納豆を細かく刻んで、チャーハンを作ってみました。黒色の小さな粒のようなものが、大福寺納豆です。少し卵が少なかったですが、全く問題ありません。とても美味しくいただけました。
暑い時期のパワーフードとして、重宝していきそうです!
まとめ
今回は浜松市の大福寺を訪れました。
訪れた日が夏日だったためか、人はほとんどいませんでした。そのためゆっくりと時間を過ごすことができました。
大福寺納豆はそのまま食べるだけでなく、いろいろな料理の調味料や隠し味としても使えるので、まだ食べたことがない方は、ぜひ一度ご賞味してみてください。
アクセス・インフォメーション
住所 | 静岡県浜松市浜名区三ヶ日町福長220-3 |
参拝時間 | 9時ー16時 |
駐車場 | あり |
TEL | 053-525-0278 |