こんにちは。
今回は長野県松本市にある国宝の松本城を訪問しました。
主に松本城や、城内の建物を中心に紹介していきたいと思います。
国宝 松本城

漆喰の白色と漆の黒色のコントラストが印象的で、思わず見入ってしまうほど美しかったです。
やはり本物というものは、すごいな!と感じたほどでした。


ご覧の通り、松本城は複雑な構成をしています。真ん中の一番大きい建物が大天守(だいてんしゅ)です。その右隣にある乾小天守(いぬいこてんしゅ)、渡櫓(わたりやぐら)とともに、戦国時代の末期に建造されたものだそうです。
一方、大天守の左側にある建物が辰巳附櫓(たつみつけやぐら)と月見櫓(つきみやぐら)で、これらは江戸時代の初めに建造されたものだそうです。
松本城で国宝に指定されているのは、大天守、乾小天守、渡櫓、辰巳附櫓、月見櫓の5つの建物になります。
戦国時代に建てられた戦いのためのお城と、江戸時代になって平和なときに建てられた櫓が対照的なのが、またおもしろいですね。
天守閣内部

お城によくある石落とし。


天守閣内部の竪格子(たてごうし)の窓。ここから火縄銃を撃っていたそうです。
棒で突き上げられている黒漆の板戸は、突上戸(つきあげど)といい、古いお城によく見られるそうです。

床、柱などに漆を施された天守閣内部。
ところどころ漆が剥げているとはいえ、自然光に反射した漆は、やはり美しいものです。

天守閣最上階(6階)の屋根裏は、桔木(はねぎ)と呼ばれる構造からなっているそうです。
井の字に組んだ梁と、軒を作る細い垂木(たるき)の間にあるのが、放射状に組んだ太い桔木です。
てこの原理を利用して重い瓦屋根の軒先を支えるために、こういった構造になっているそうです。

辰巳附櫓(たつみつけやぐら)の花頭窓(かとうまど)。
おしゃれな窓でした。
天守閣以外

敷地内の木造のトイレ。押縁下見板張りに漆が塗られています。
素敵ですね!


トイレの目の前には、藤棚もありました。ちょうど藤が咲き乱れていて、とてもきれいでした!
またお城の堀には鯉がいて、ブラタモリで放送されたときのように、ときどき鯉が水面から飛び跳ねることがあるようです。訪れたときは、ぜひ注目してみてください。
まとめ
今回は筆者念願の松本城を訪れました。実際の松本城は写真で見るより何倍も美しく、興味のある方は一度訪れることをおすすめします。
松本城は人気観光地であるため、天守閣に入るのにいくらか待つ必要があるかもしれません。待ち時間を知りたい方はホームページに情報があるので、そちらを確認してから訪れるとよいと思います。
松本城のホームページのリンク
アクセス・インフォメーション
料金 | 大人700円、小・中学生300円 |
開場日 | 12月29日~31日を除き無休 |
開場時間 | 8:30~17:00(通常) 時期によりさまざまなので、詳細はホームページへ |